外貨定期預金スペシャル金利【イオン銀行】

f:id:asset43unyo:20190327153615p:plain


イオン銀行の外貨定期預金スペシャ金利を見ていきましょう。

 

米ドル三ヶ月が2.4%なので、実際の利回りは2.4×3ヶ月/12ヶ月=0.6%となります。

 

円から外貨への為替手数料は発生しないと書いてありますが、満期後にドルから円に戻す手数料は0.5円かかりますので、コストはおよそ0.5%ってとこですね。

 

三ヶ月だけで円に戻してしまうことを前提に考えると、実際の利回りは0.6-0.5=0.1%となり、あまり魅力は感じませんね。

日経平均株価参照円建社債(ノックイン65)【大和証券】

f:id:asset43unyo:20190322130619p:plain


大和証券の 日経平均株価参照円建社債(ノックイン65)を見ていきましょう。

http://www.daiwa.jp/products/bond/st/

 

いわゆる、仕組み債と言われる運用商品ですね。円建てで為替のリスクがなく、相応に高い金利が出せるため、最近では証券会社だけでなく銀行での商品仲介も多くなっていますね。

 

ただし、リスクも小さくないのでよく考えてから運用してください。

 

リスクは大きいものが以下2点です。

日経平均がある一定の水準まで下がれば元本額は下がったパーセンテージで元本割れとなります。

 

この商品なら、日経平均が65%以下になると該当します。

 

また、仕組み債は満期までに換金するのが困難で、途中で解約すると大きく元本割れをしてしまいます。

 

つまり、今回の商品は、3年置ける資金で、かつ今の日経平均水準が向こう3年で35%以上下がらないと考えている方には向いていると判断できますね。

 

外貨預金セール【住信SBIネット銀行】

f:id:asset43unyo:20190320194827p:plain



住信SBIネット銀行の外貨預金セールを見ていきましょう。

 

住信SBIはもともと為替手数料がドル円で0.04円しか発生しない良心的な銀行です。

 

今回はさらに、その手数料が0となっています。

 

ドルを購入しようと思っていた方には非常に有利なキャンペーンですね。

 

 

外貨定期積立購入デビューキャンペーン【楽天銀行】

f:id:asset43unyo:20190320140127p:plain

楽天銀行の外貨定期積立購入デビューキャンペーンを見ていきましょう。

 

このキャンペーンの条件は月々3000円以上かつ、3ヶ月以上継続なので、少なくとも9000円以上を外貨投資する必要があります。

 

楽天銀行の米ドルの為替コストは片道で1ドル0.25円ですので、往復のコストは0.5%ほどです。

つまり、9000円の0.5%は450円となり、700円のキャッシュバックはほとんど相殺されてしまうことがわかります。

 

また、たった三カ月で止める方は少なく、仮に1年継続してしまえば年間で36,000円の0.5%である1800円ほどがコストとなってしまいます。

 

これまでもお伝えしているように、為替コストと金利の感覚は研ぎ澄ましていきましょう。

教育ローンキャンペーン【イオン銀行】

f:id:asset43unyo:20190319130206p:plain

イオン銀行の教育ローンキャンペーンについて考えていきます。

 

今回のキャンペーンは借り入れ30万以上が対象となるようです。

 

わかりやすく、100万円を借り入れたと仮定してみます。

 

借り入れ額等で金利は変わりますが、現在の最優遇金利2.80%を目安にしてみましょう。

 

1年間の金利負担は100万円×2.8%=28,000円

これを最短2年間で返済できたとしても、金利負担だけで56,000円にもなります。

 

1000円の商品券をもらっても焼け石に水にもなりません。

 

自動車購入時のオートローンもそうですが、低くはない金利で借り入れするぐらいなら、数年我慢して貯金をして、無用な借り入れを起こさないことが、いかに得か理解しておきましょう。

 

f:id:asset43unyo:20190319130031p:plain

 

外貨定期【ソニー銀行】米ドル定期

 

今回はソニー銀行の3ヶ月%米ドル定期を解説します。

 

まず、考えなければならないのは実利ですので、2%の税引後年率1.593%を3ヶ月/12ヶ月→1.593×1/4=0.398%となります。

 

これが、この定期を運用したときに得られる実際の利回りとなります。

 

次にソニー銀行が提示している米ドルの為替コストを見てみます。

 

1USDでのコスト0.15円が片道に乗ってきます。つまり、往復で0.15円×2=0.3円

1ドル交換するのに、およそ0.27%ほどかかります。0.3÷111円

 

以上から、為替コストを加味した上での実現利回りは0.39−0.27%=0.12%と見せかけの2%との乖離が大きいことに注意しましょう。

 

 

【ソニー銀行】セット定期プログラム

https://moneykit.net/visitor/fx/image/lp02_readimg_sp.png

どの銀行も円定期とのセットが好きですね。

 

さっそく、考えていきましょう。

 

<利息の計算例>
セット50(外貨通貨:米ドル)期間1年に100万円をお預け入れの場合
預け入れ額の内訳:円定期預金50万円、米ドル定期預金50万円(4,545.45米ドル:為替レート110円)
適用金利:円定期預金1%、米ドル定期預金2%

円定期預金の利息
500,000円×0.796%(税引き後)×1年=約3,980円

米ドル定期預金の利息
4,545.45米ドル×1.593%(税引き後)×1年=約72.40米ドル

 

これだけ見ると魅力的に見えますが、大事な2点が抜けてますね。

 

一つ目は為替手数料です。

ソニー銀行は比較的良心的なレートで、米ドルが片道0.15円ですから、往復で0.3円となり、おおよそ0.3%のコストとなります。

 

2点目に為替が円高になった場合の評価損の概念が大切です。

 

金利が1-2%取れても、為替が2%以上円高に動けば1年間の利息は吹っ飛びます。

為替の1-2%なんか一晩で動きます。

 

皆さんも、目先の金利に踊らされることなく、適切なコスト意識とリスクの大きさへ目を向けていきましょう。