日経平均株価参照円建社債(ノックイン65)【大和証券】
大和証券の 日経平均株価参照円建社債(ノックイン65)を見ていきましょう。
http://www.daiwa.jp/products/bond/st/
いわゆる、仕組み債と言われる運用商品ですね。円建てで為替のリスクがなく、相応に高い金利が出せるため、最近では証券会社だけでなく銀行での商品仲介も多くなっていますね。
ただし、リスクも小さくないのでよく考えてから運用してください。
リスクは大きいものが以下2点です。
日経平均がある一定の水準まで下がれば元本額は下がったパーセンテージで元本割れとなります。
この商品なら、日経平均が65%以下になると該当します。
また、仕組み債は満期までに換金するのが困難で、途中で解約すると大きく元本割れをしてしまいます。
つまり、今回の商品は、3年置ける資金で、かつ今の日経平均水準が向こう3年で35%以上下がらないと考えている方には向いていると判断できますね。
外貨預金セール【住信SBIネット銀行】
住信SBIネット銀行の外貨預金セールを見ていきましょう。
住信SBIはもともと為替手数料がドル円で0.04円しか発生しない良心的な銀行です。
今回はさらに、その手数料が0となっています。
ドルを購入しようと思っていた方には非常に有利なキャンペーンですね。
外貨定期積立購入デビューキャンペーン【楽天銀行】
楽天銀行の外貨定期積立購入デビューキャンペーンを見ていきましょう。
このキャンペーンの条件は月々3000円以上かつ、3ヶ月以上継続なので、少なくとも9000円以上を外貨投資する必要があります。
楽天銀行の米ドルの為替コストは片道で1ドル0.25円ですので、往復のコストは0.5%ほどです。
つまり、9000円の0.5%は450円となり、700円のキャッシュバックはほとんど相殺されてしまうことがわかります。
また、たった三カ月で止める方は少なく、仮に1年継続してしまえば年間で36,000円の0.5%である1800円ほどがコストとなってしまいます。
これまでもお伝えしているように、為替コストと金利の感覚は研ぎ澄ましていきましょう。
教育ローンキャンペーン【イオン銀行】
借
イオン銀行の教育ローンキャンペーンについて考えていきます。
今回のキャンペーンは借り入れ30万以上が対象となるようです。
わかりやすく、100万円を借り入れたと仮定してみます。
借り入れ額等で金利は変わりますが、現在の最優遇金利2.80%を目安にしてみましょう。
1年間の金利負担は100万円×2.8%=28,000円
これを最短2年間で返済できたとしても、金利負担だけで56,000円にもなります。
1000円の商品券をもらっても焼け石に水にもなりません。
自動車購入時のオートローンもそうですが、低くはない金利で借り入れするぐらいなら、数年我慢して貯金をして、無用な借り入れを起こさないことが、いかに得か理解しておきましょう。
外貨定期【ソニー銀行】米ドル定期
今回はソニー銀行の3ヶ月%米ドル定期を解説します。
まず、考えなければならないのは実利ですので、2%の税引後年率1.593%を3ヶ月/12ヶ月→1.593×1/4=0.398%となります。
これが、この定期を運用したときに得られる実際の利回りとなります。
次にソニー銀行が提示している米ドルの為替コストを見てみます。
1USDでのコスト0.15円が片道に乗ってきます。つまり、往復で0.15円×2=0.3円
1ドル交換するのに、およそ0.27%ほどかかります。0.3÷111円
以上から、為替コストを加味した上での実現利回りは0.39−0.27%=0.12%と見せかけの2%との乖離が大きいことに注意しましょう。