みずほ銀行 外貨定期預金 おトクな金利プラン

f:id:asset43unyo:20180416115449g:plain

 

https://www.mizuhobank.co.jp/retail/campaign/gaikateikiplan/index.html

 

メガバンクでは、このような外貨定期のキャンペーンがよく行われています。

 

円の定期預金の金利が0.01%ほどしかつかない現在では、1年1.5%の金利は魅力的に映るのかもしれません。

 

ただし、この商品の注意点がニ点あります。

 

一つ目に、為替が円高になった際には、元金は利息以上に損失が出てしまう恐れがあります。

金利1.5%は税引き前ですから、実際は20%の税金が引かれ、手元に残るのはおよそ1.2%弱となります。

つまり、為替が1年でそれ以上円高になると元金が円ベースで減ってしまうのです。

 

二つ目に、為替を交換する際には手数料が発生し、みずほ銀行で日本円を米ドルに交換する際には、優遇等がなければ片道で1円がかかり、1ドルを交換するのに1円がかかるとすれば、コスト的なイメージは片道1%弱で、往復では2%にもなります。(日本円→米ドル→日本円)

このあたりのコスト感を意識している方はあまり多くないように感じます。

 

もし、1年1.5%の金利を取りにいっても、1年後に再び日本円に戻した際に、大きく円安ドル高になることなく、当初と同値以上の円高であれば、1.2%(税引き後)−2%(往復の為替手数料)=−0.8%となってしまい、とても堅実な資産運用とは呼べません。

 

以上二点、円高による為替リスクと、為替手数料を計算した上での実現期待利回りを考慮することに注意しましょう。